●舐

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いつも行くジムに、真っ黒に日焼けした人が来ているのだが、
その焼き方が尋常じゃなく、目がどこにあるのか判別出来ないほど焼けている。
天気の良い日は必ず屋外プールの脇で日光浴をしているし、
天気の悪い日は日焼けマシンで焼いている。
何をそこまで焼く必要があるのかと疑問に思っていた。
ある日、その人をジムの外で見かけた。
やはりあの黒さでは街中でも異様に目立ってしまうみたいで、
行き交う人も思わず二度見する程だ。
「さすがに壮観なり」と、僕も温かい目で見守っていると、
その人の背中にはある文字が書かれていた。
「日焼け命」
ああ、命なら仕方がないね。
僕は妙に納得してしまった。
