●稽古→休み→録音→稽古
立ち稽古が始まったばかりだというのに、早くも2日間の休みになってしまった。
出番の関係上仕方がないことだが、皆が稽古場にいるというのに休みなのは、甚だ心許ない。
最も、今日は某社のTVCMのナレーション録りだったので、どのみちNGだったのであるが。
声の仕事を始めてかれこれ3年ほど経つのだが、未だ緊張は隠せず、気がつけば脇下が汗だくになっていたりするのだから堪らない。あまりにも汗が噴き出すものだから、そのうち目黒川の水嵩が増し、辺り一帯洪水になるのではないかと危惧するも、今のところその予兆はない。
わずか15秒から30秒程のCMの間に、ほんの一言二言発するだけなのだが、それが異常な緊張感を醸し出していることは言わずもがな。ほんの微少な気持ちの変化が如実に声のトーンに顕れるのだ。一般の方ならば、せいぜい留守番電話に自分オリジナルのメッセージを吹き込むことぐらいしかそんな機会は訪れないだろうが、それにしたって緊張するものだ。
留守であることを誇示すれば、電話をかけてきた相手に不快な印象を与えるだろうし、かといって控えめな録音では『お前、本当は居留守ではないのか』と疑われること必至である。嘘だと思うなら今から試してみればいい。いかに完璧な留守番電話の声を吹き込むことが困難を極めるか。
さて、そんな崇高な様で実はどうでも良いことをつらつらと考える毎日であるが、明日はやっと稽古場にいけるので少しほっとしているのは事実だ。皆が私の顔を忘れていないことを望む。「はじめまして」なんて言われたら、きっと泣く。

すごくおならをします。
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