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2008年11月05日

●ちょっと気持ち悪い(体調)

例えば、あなたが街でばったり知人にあったとする。
知人の横には見知らぬ女性がいて、あなたがその女性にちらりと目をやると

「あ、これ、うちの家内です」

と紹介される。
その瞬間から彼の横の女性は彼の妻としてあなたの脳内にインプットされる。
もちろん、その女性が本当に彼の妻であるかどうかということを、この時点ではあなたには判断すべき材料もなければ、「じゃあ、免許証か保険証でも見せてもらえますか?」なんて失礼なことを聞くこともできない、一社会人として。

舞台を観るとする。男と女、二人の役者が登場する。男が、

「あ、これ、うちの家内です」

という台詞を言ったとする。
その瞬間、この舞台上における彼らのポジションは決定される。
しかししばらく芝居を観ていると、あなたはどうにも腑に落ちなくなってくる。役者の演技のせいなのか戯曲のせいなのか今日の体調なのかl。
あなたは考える。どうして彼らは夫婦に見えないのだろう。

おかしなものである。

ここ最近舞台に立っていると、「真実とは何か?現実とは何か?」と考えてしまう。
戯曲の内容のせいかもしれないが、本当に、その境目はどこにあるのだろうかと考える。

舞台と客席の間なのか、それとも劇場とその外なのか、それとも、僕の肉体とそれ以外の全てなのか。

そんな小難しいことをウダウダ考えているうちに、グレンラガン(知らない人は調べてね)を見て「あー、荒唐無稽でも面白ければいいかー」という単純な思考を展開する自分がいるのもまた事実である。

この話と、ここから先の話は特に何の関連性もない。ただ漠然と思ったことを書き記しただけである。

彼の事件は僕にとってもかなりショックであった。
多くの人がそうであるように、僕の青春の一時期もまた、彼の音楽と共にあったような気もする。

本当に愛してやまないのなら、もう一度音楽に立ち向かって欲しいと思う。
100万枚売れる音楽ではなく、100万年先に届く音楽を目指して。

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