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2007年09月05日

●僕とシャチ子の話

今日から始めるこの日記は、僕と「シャチ子」の1ヶ月間の話である。
この長いようで短い間、僕達は幸せにやっていけたらなと思う。

そもそもの出会いは今年の6月ごろだった。

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「お母さん」とはもちろん、すすやクロエ達のお母さんであり、うちの近所に住んでいる野良猫である。
年齢は不詳、しかしおそらく3歳ぐらいじゃないかと思われる。
どのようにして生きているのかは不明だが、どうやら近所の人達から餌をもらっている模様。

以前も書いたかもしれないが、そのお母さんが今年新たに3匹の子猫を産んだ。
仮に付けた名が

「さぶちゃん」(鼻の穴付近に模様があって、鼻の穴が大きく見えるから)

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「クロエ2」(短絡的だがクロエに似ていたので)

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「課長」(鼻の下の模様がちょび髭に見えたから)

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野良猫に名前をつけるのもあれだが、名前を呼べないのも不便なのでそのように名付けた。
そのあまりの愛らしい様に、近所の人達にも人気だった(と思う)。
うちの家も、もう少し広ければ4匹まとめて引き取りたかったのだが、さすがに8匹も飼える筈がなく、誰かいい人にもらわれてくれればと祈っていた。

それからしばらくの間は、猫達の休息場がちょうど帰り道だったので様子を気にしていたのだが、ある時を境に、クロエ2と課長の様子が見られなくなった。さぶちゃんとお母さんはよく見かけるのだが、この2匹がいない。もともとその場所が大きな幹線道路に面していたため、交通事故にあったのではと心配したが結局行方はわからず、今現在姿を見ていない。

一方、お母さんとさぶちゃんの関係にも変化がおとずれた。お母さんが子離れをしたのだ。知ってのとおり、一度子離れするとそれまでの溺愛ぶりからは一転して子供に辛くあたる。まるで敵かと言わんばかりの扱いをするのだ。(子供が独り立ちできるようにわざと威嚇するのだ)

そしてさぶちゃんは一人になった。

話は遡る事一昨日の夜。
稽古の帰り道。
いつものように家に帰ろうとすると、さぶちゃんの姿、そして一人のおばさん。
なんとなくではあるが、そのおばさんがこの子達に餌をあげているのだろうなというのは知っていた。おばさんは僕と目が合うと、一瞬バツの悪そうな表情を浮かべたのだが、すぐに僕に向かって笑顔で会釈してきた。僕はそのまま目礼して通り過ぎようと思った。野良猫に餌をあげることは決して許されることではない。かわいそうだから、とか、可愛いからつい、とかいう半端な気持ちで餌をあげることは、かえって本人達の為にはならない。あくまで自己満足、人間のエゴにすぎない。一時的な愛情は、所詮偽善でしかないのだ。しかしそういう僕だって、過去野良猫に餌をあげたことはある。だから、一方的に非難する立場でもない。それでも、今のように猫を家で飼うようになってからは、その行為のもつべき意味の重大性が身にしみてわかるようになっていた。(そのこともあってすすとクロエは我が家の猫になった)

このまま通り過ぎれば、僕とこのおばさんとさぶちゃんの人生は今後交わることもなかっただろうと思う。でも、僕は結局そのおばさんに話しかけてしまった。

「その子猫、どうされますか?」

そしておばさんと色々な話をした。おばさんはこの近所の野良猫事情に随分と詳しかった。よほど話したかったのだろうか、おばさんの勢いは止まる事を知らなかった。
僕が「お母さん」と呼んでいる母猫は、実は野良猫ではないらしいという話、いなくなった2匹はやはり誰かに貰われたようだ、この1匹だけがとうとう残ってしまった、かわいそうでいつも餌をあげている、そのことで近所の人に文句を言われ精神的にまいっている、うちで飼ってやりたいのだが、うちにはすでに2匹いるし主人が嫌がる、ねえあなた、この子、もらってあげてくれない?

「ねえあなた、この子、もらってあげてくれない?」

僕はおばさんと話そうと思った時点でこの事態を予測できていたのかもしれない。
そして、その答えももうすでに用意してたのかもしれない。

「わかりました。じゃあ、僕がひきとります。」

僕が即決したので、おばさんは少し驚いていた。
でも、僕はさらに提案をした。

「でも、うちはすでに4匹もいるので、この子を飼っていく事は物理的にも難しいんです。だから、できれば一時的に保護して、里親を募集しようと思います」

きっとこのおばさんはいい人だと思ったし、この子にずっと餌をあげてくれたことには感謝したかったけど、この子を引き取って部屋に戻るとき

「ねえ、やっぱりもう一日だけ考えてみたら。おばさんもこの子に餌あげるの楽しみだったし、急にいなくなると思うと寂しくなるし」

と言われた時には、はっきりと

「僕が今から引き取りますから。大丈夫、幸せにしますから」

といって、さぶちゃんを連れて帰った。(実は内心、嫁に怒られると思った)

とうとう連れてきてしまった、というのが最初の感想。
すす、クロエは元兄弟だからまあ大丈夫かもしれないと思ったが確証はない。それよりも何よりもやっぱり長女が・・・タビが・・駄目だろうな・・・と思った。タビは今でもひとり長女としての威厳を保って孤高に過ごしているのだ。その点チョビは大丈夫だろうな。うちの子の中でももっともフレンドリーだからな。

さぶちゃんを部屋に入れてみた。すると・・・・

「シャ~~~~~~~~!」

チョビが咆哮!

ええええええええ????????

お前かが!お前がか!

続いて、我が家でも温和なはずのクロエが

「シャシャシャ~~~~~!」

お前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もか俺キリマンジャロお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もかお前もか!!!

タビはもちろん

「ニャ~~~~~~~~~!」

すすだけが・・・すすだけが・・・・なんかワンテンポ乗り遅れてしまったようだった。
僕は慌ててケージを組み立てて、一先ず別の部屋にさぶちゃんを隔離。やはりさぶちゃんも混乱しているようで泣き叫ぶし落ち着きがない模様。しかしそこはまあ、去年クロエ達で鍛えられてるもんで、ひとまず我が家で一番高級な餌を迷わず与えると、やはり静かになった!ふふん、慣れたもの。ちょっと上機嫌になったのも束の間、他の4匹が以前大騒ぎ。特にクロエの混乱ぶりは見事なもので、ずっと泣き叫んでいる。タビはあちこち駆けずり回るし、チョビはふーふー叫んでいる。すすだけは、なんだかとりあえず自分に被害がないとわかると、いつもよりリラックスして寝てる始末。

なんなんだ?いったいどうなってんだ?

4匹+1匹の新しい生活。
いったいどうなってしまうのだろう・・・・・・・。

そして嫁が帰ってきた。「猫と針」から帰ってきた。
事前にメールで一連の顛末は説明してあったため、なんとか事なきを得た。そして、さぶちゃんがなんと「メス」であることが発覚した。女の子に「さぶちゃん」はまずかろうという話になり、早速新しい名前をつけることになった。
僕は先日見た映画版ヱヴァンゲリオンからヒントを得て

「じゃあ、アスカかレイにしよう」

と提案するも

「じゃあ、シャチみたいな柄だからシャチ子で」

という鶴の一声ならぬ嫁の一声で決まってしまった。

命名:細見シャチ子

こうして細見家に一人家族が増えたのだった。

でも、冒頭で説明した通り、シャチ子とは結局、1ヶ月しか一緒には暮らせなくなってしまう。
その話は明日以降にでもと思う。


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どうなる?長女タビ?

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つづく

●一触即発

●で、ナンナノヨ

●使途襲来?

●これはいったい?

続報をまて!

●ゼーレの差し金か?

●AT フィールド?

●新死海文書?