1999年10月8日「携帯が繋がらない」

 

表参道にある事務所に行く途中、
事務所に連絡をしておこうと携帯で電話をかけてみたところ、

「プープープー」

と、繋がらない。
仕方がないので、友人の携帯にかけてみたところ、

「プープープー」

またも繋がらない。
話し中なら仕方がない。

留守電を聞いてみることにする。

「プープープー」

原宿近辺は混んでいるのだな。
人も多いし。
携帯も繋がりにくいのだろう。

そういえば、大阪にいたとき、天神祭があったのだが、
あまりの人の多さのため、携帯が使用不能になっている人がいた。
それと同じ現象が、ここ東京は原宿にて起こったのである。

原宿は人が多い。
そしてまた、若い人が多い。
若いもののファッションにはついていけない。

俺は老けているのか?

そんな寂しさと、悲しさと、ほんの少しの大人の香りを楽しんだ。
そしてまた、スエヒロの肉の香りも楽しんだ。
じゃんがらラーメンのとんこつの香りも楽しんだ。

とんこつとは豚の骨。
トントは石川さん。
トンツートントンはモールス信号。

信号は青がいい。
青はいい。

俺はまだまだ青いのか?

そんな不安と、惨めな気持ちに陥った。
そうだ。俺は26なのだ。もうすぐ26なのだ。

再び携帯を手にする。
便利な世の中になったものだ。

思えば昔、大阪にいたころは、まだ普及していなかった。
東京に出て、初めてPHSを購入した時、
俺はもう、立派な都会人だと確信した。
シティボーイの誇りと、揺るぎ無い自信を手に入れた。

「プープープー」

まだ繋がらない。
不安になった俺は、近くの公衆電話に入った。
そして、自分の携帯にかけてみたのだ。

「お客様の都合でこの電話は・・・・・」

8月分の支払いがまだだった。
恐るべしNTT。

家に帰り、このことを友人に話した。

「ちゃんと払わなきゃ。ていうか、引き落としにすればいいのに」

そう友人に言われたが、俺は自信を持ってこう言い返した。

「いや、俺は誰かを引き落とそうとは思わないし、
 誰も引き落としたくはないんだ」

負けず嫌いの友人は、こう言った。

「じゃあ、ちゃんと振りこみしなきゃ」

俺は、こう言ってやった。

「俺は誰かに振りこみたくないし、
 誰も俺には振りこめないのだよ」

友人はあきれて電話を切った。

勝った。
俺は勝ったのだ。

しばらくの間、俺は勝利の余韻に浸った。
女神が微笑んでくれた。


だが、8月分の支払いは、未だ・・・・・・・・・・

今田は東野と「Wコージ」というコンビを組んでいた。

ところでみんな、感想はいいが、肝心のアメリカンジョークが抜けておるぞ。
仕方がないので、俺が教えよう。
これを参考にして、どんどん掲示板にでも書きこんでくれたまえ。
メールでもかまわないさ。優秀作品は掲載するさ。


「隣の家に、塀ができたんだってね〜。」

「Hey!!」


アメリカにいるボブも大笑いさ。

1周年記念を前に、色々企画を進行中。
もし実現すれば、かなりすごいことになるでしょう。
期待してて、適当に。

 



 

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