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1999年4月、サンシャイン劇場にて突然現れた「白髪鬼」は、
その後様々な場所で目撃されるも、その全貌は秘密のベールに
包まれていた。
発見当時、数多くの人間の度肝をぬき、
そんな人々を見て、「白髪鬼」は自らも度肝をぬいた。
まさに「ぬきつぬかれつ」の深夜の首都高状態である。
また、人々の心の中に「恐怖の大王は白髪だった」
という「恐怖」がうえつけられる。
「とうもろこしのひげ」と間違えられる一幕も。
1999年6月頃、そんな「白髪鬼」が大阪で発見される。
発見場所は様々であったが、主に「NHK」であったと確認される。
「白髪鬼」はなぜか「このためや〜、このためなんや〜」と
しきりに繰り返しつぶやいていたらしい。
そしてこの7月、「白髪鬼」がとうとう最期を迎えた。
「白髪鬼」の最期を見届けようと、武道館に集まった人間は
およそ1万ペソ。おびただしい数と光化学スモッグである。
海流は西に向かっていたという。エンジンは6気筒であった。
「白髪鬼」は新宿「コクミンドラッグ」にて「プロスタイル:ナチュラルカラー」
を購入。何を思ったか「ルージュブラウン」を選択。
「ルージュブラウン」は乙女心。天然トリートメント成分配合の、
肩甲骨脱臼級の迫力だ。メンズビゲンではないのだ。
高田聖子嬢に「ヒゲボウボウ」とメールを送ると
「ひげボイン」と返信される男の哀しみかな。
「白髪鬼」は、1万ペソの大観衆が見守る中、武道館を移動し、
自宅風呂場へ。パンティー1枚の後姿には、後光がさしていた。
ケーキ入刀。写真を撮られる方は前へ。
あ、押さないで、幼いで。
「白髪鬼」はそのおびただしいまでに白く染め上がった
タンポポの綿毛を引っつかみ、クシを駆使して白からルージュブラウンへ。
「白からルージュブラウン」へ。時代は「白からルージュブラウン」へ。
さあ、声高らかに混声2部合唱。「醤油はコサジ2杯で。ブドウは1房で」
徐々に「白髪鬼」は「ルージュブラウン乙女心」へ。
乙女の恥じらいと、少年のあどけなさ、
そして満ち足りた人生を懐古する老夫婦の愛、
全てが混ざり合い、溶け合い、ある愛の賛歌を奏ではじめる。
時は来た
徐々にジョジョは最終回を迎え、
スタンドは電気スタンドとは似て否なるもの也。
おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおら
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
完成だ。新しい時代の幕開けである。
「白髪鬼」の最期は、気高く、神々しく、そして
神秘的であった。ラップを巻いて10分間、ラップを歌いつづけた。
へい彼女 俺は白髪さ
俺の髪は 白髪さ 白髪だったさ
たらっらった たらっらった
たらっらった たらっらった
心はルージュ
心はルージュ
ルイージ、マリオに虐げられた
ルイージ、マリオにはめられた
おう そう
そう のう
俺の頭 俺の頭
俺の頭は ルージュなヒップ
心逆撫で 電車でGO
GO GO GO GO
リー リー リー リー
今夜 こここ今夜
今夜は食べよう 朝まで食べよう
機関銃のように食べよう 朝日を見よう
朝日がさんさん おはようさん
できあがり できあがり
ラップをとれ
とれ
あとれ
とれとれぴちぴち 蟹料理
難波 難波 モーツアル モーツアル
寿司くいね 寿司くいね
ラップを歌い終わり、ラップを取り外す。
「ルージュだ、ルージュなのだ」
髪を洗い流す。ティモテを口ずさみながら。
全てが終了した。
「白髪鬼」は「ルージュブラウン乙女心」に生まれ変わった。
いや、生まれ変わるはずだった。
「白髪鬼」→「イザムもどき」
その髪は赤々と・・・・まるで、大海に浮かぶ一輪の薔薇のように・・・・
失敗
まるで、年老いたご婦人の染めた髪のごとく・・・・
「人類オカン計画」発動
明日染め直す予定
明日のサザエさんは「赤髪鬼からブラウン鬼へ」
期せずして時は満ちる
教訓:白髪は染めても思い通りには染まりません
俺色に染まれ君の心
夏は 今はじまったばかりだ

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