2000年4月14日「山場」

 

撮影も残り半月にして、最大の山場がやってきました。
子供向けの作品ということで、割と軽めのタッチを
想像されている方も多いでしょうが、
僕が今ぶちあたっているシーンは、
このドラマの中でもかなり難しいシーンです。

大人と子供と

そういうシーンなのです。
撮影に入る随分前から、監督とそのシーンについて
色々ディスカッションを繰り返してきました。
納得いくまで話しあいました。
でも、まだ違う、まだ違う、と
色々思考しています。

芝居において、正解などないのですが、
演じるものが信じてできるものでないと、
やはりそのシーンは成立しないと思うのです。

僕の中では、まだ迷いがあります。
まだ繋がっていません。

この前もリハーサルをやったのですが、
気持ちに無理があるのか最後の台詞が言えませんでした。
気持ちがないと、台詞って出てこないんです。
その場を取り繕うことで形骸化してしまうドラマも多いのです。

このドラマはそんな風には作りたくない。
色々な人の思いがこめられています。

僕は、このドラマに関わる全ての人のためにも、
そして何より自分のためにも、
全力でこの山場に取り組みたいと思います。

「やんちゃくれ」の時、スタジオにいた全ての人が
一つになったあの感覚、空間が
再びよみがえるように・・・・・


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