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見失った。
まさにその言葉は今日という日をあらわしているかもしれない。
今日は通し稽古だった。
1週間稽古して、いきなり通しという経験は初めてだったのだが、
最近はこれが主流らしい。
とにかく撃沈だった。見事なまで。
僕は、「役」を演じていなかった。
役者ではなかった。
通し稽古が終わり、演出家から一人づつ駄目だしをもらう。
僕はこう言われた。
「ねらいが全てからまわり。芝居をしていない。一人だけ素人が混ざっている。」
まさに最大級の駄目だしである。
先週1週間、いったい自分が何をしてきたんだろうと、
とても腹が立った。
ただギャグを考えてていただけじゃないか!
自分の役が、まったくわからなかった。
今日の通しはそんな感じ。
先週1週間は、ただ久しぶりの稽古で調子にのっていただけだった。
自分の役、他の役との関係性、まったくわからなくなった。
とにかく情けない。
自分自身の芝居作りにも疑問を感じた。
自分はこの5年間、いったい何を学んできたのか。
自分はどういう芝居がしたいのか。
自分は芝居をしたいのか。
色々なことを考えてしまった。
それほど今日は惨めだった。
自分がこの芝居にどのような役割で関われば良いのか、
それをちゃんと考えなければ、芝居なんかやめたほうがましだ。
いや、やめへんけどね。
明日はまた1番から。
まさに、出直し。
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