2000年8月14日「稽古13日目

 

ここ最近、日記を書くのが大変である。
家に帰ってくると、なんだか何もしたくなくて
ぼーっとしてしまう。

そんな稽古13日目の今日は、またも通し稽古だった。
土曜日に続き、である。

稽古が始まって2週間、こんなハイスピードで
通し稽古ができるのも、再演であるからだろう。
役によっては、通し稽古の方が効果的な場合もある。
岡本役の南塚などその良い例で、
着実に面白くなっている。

今日、通し稽古を終わって、初めて自分の芝居を
ビデオで見た。
稽古場を毎日ビデオ撮影しているからだ。

自分の通し稽古の様子を見て思う事、
それは、やはり駄目だしで言われるようなことであった。

「役の掘り下げが甘い」

いまだ自分の役のイメージが明確になっていない、
というのが本音だ。

最初の頃に比べ、密度こそ濃くなっているものの
まだまだ穴だらけ、という感じか。
とにかくこのままでは、誰でもそつ無くこなせる役でしかない。

「細見がやるからこそ、この役がこうなる」

というものが、まだまだ無いのだ。
今の課題は

「リアクションのバリエーションをつける」

すなわち、役のイメージをもっと明確に表現しなければいけないのだ。
台詞が少ない役だからこそ、その間、語られない部分を
表現していかなければ、うすっぺらいものになる。

もっともっと役を愛そう。
この役の自分を愛そう。

そう思う。
明日はまた1番から稽古。
もう時間は無い。
気合を入れて取り組むべし。

そしてまた僕も、自分の足でしっかり立ちたい。
君のように。


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