2001年4月9日「誰とも繋がることなく ただ一人

 

久しぶりの休日。
だというのに、体がすっかり慣れてしまったのか
朝早く目がさめてしまう。
前日の夜に、「風を継ぐ者」初日のビデオを見ていたので
寝たのは午前2時をまわっていた、にもかかわらずである。
ちなみにこのビデオは、おそらく今日にでもCBTVで放送されるはずだ。
自分の芝居をじっくり観察し、今後の課題を考えてみた。

「僕は、白い」

そう、僕は白いのだ。
いや、そんなことはいい。というか、日焼けサロンに行くべきか
3000人ぐらいの意見を求めたいところだ。
楽屋にはりだされていたアンケートも
10枚中9枚が「白い」と書かれていた。
嘘のようで本当の話である。

そんなことはいい。

せっかく朝早く目覚めたので、たまっていた洗濯をすることを選択した。
洗濯は楽しい。
1枚1枚手洗いで、ゴシゴシと・・・・。
そんなわけもなく全自動のスイッチをオン。

小腹が空いたので、オニギリを食らう。
洗濯を終え、いつもの街に出かけた。

この街との付き合いはかれこれ2年ぐらいになる。
以前はよく新宿まで出ていたのだが、
最近はこの街にしか行かなくなった。
ここはとても心地よいのだ。

お気に入りのパスタのお店に一人で入る。
ランチタイムでごったがえしていたが、
僕は優雅に小説を読みながらパスタを食らう。
お気に入りの「ほうれんそうとエビのトマトソースパスタ」。
僕が優雅に小説を読みながらパスタを食らう間
どんどん新しい客が入っては出て行く。
僕は黙々とパスタを食らう。
僕を気にすることなく、現れては消える人々。
ここには、僕を知る人はいない。
僕の知る人もいない。
ただ一人、黙々と、黙々と。

行きつけの診療所の診察時間まで1時間ほど時間が余ったので
これまた行きつけの古本屋に行く。
そろそろ今読んでいる小説が読み終わるので
僕は次の獲物を探す。
が、僕の心に響く小説には出会えず、診療所へと向かう。

喉の具合は先週と変わらず、いい具合だ。
今回はギリギリまで秘薬には手を出さないようにするつもりだ。
それは麻薬と同じ、一度手を出したらズルズルと深い闇へと
引きずり込まれてしまうのだ。
もうあんな思いはしたくない。

再び、僕のお気に入りの街に戻る。
部屋の模様替えをしたかったので、
Uケースやらなんやら色々買い込んで家に帰ることにした。
途中、1時間を費やして再び別の古本屋で本を探すも
やはりいい本は見つからなかった。
誰か、僕にお勧めの本を紹介してください。

部屋に戻ってほっと一息、模様替えをはじめる。
とにかく、この狭い部屋の無駄なスペースを
なんとか有効に使いたいと思い、試行錯誤する。
もう3年も住み慣れたこの部屋も、そろそろ潮時なのかもしれない。
初日のビデオを再び流しながら、部屋の改装にいそしむ。
が、途中でビデオに夢中になり、あっという間に夜になった。

はっしーと飯を食いに行くことにした。
最近開拓したハンバーグ屋に行くも、休みだった。
仕方なくいつものジョナサンあなたのジョナサンへ。
いい加減飽きてもいいだろうと思いながらも
「焼きとろろハンバーグ」を頼む。

はっしーとの会話を楽しみ家に帰る。
はっしーは午前4時からロケはんで出かけるそうだ。
なんてハードな女なんだろう。

ネットに接続し、作業をはじめる。
キャラメル関連の掲示板の閉鎖の作業だ。
詳しくはプロデューサーのページを参照してほしい。
作業をしながら、再び初日のビデオを見る。
何度も何度も自分の芝居を観て、
客観的に分析する。

あっという間に午前2時をまわった。
明日のためにもそろそろ寝ることにする。

これが僕の休日だ。
僕のことを誰も知らない街を
誰とも繋がることなく
ただ一人、ただ一人。

明日はまた、大きな渦の中、たくさんの人と繋ぎあう。
張り巡らされた網は、まだ粗い。


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