2002年1月27日「I stand alone.」

 

「何かを背負って生きる前に、
 自分の重みをしっかり支えて
 生きていかなきゃいけないと、
 最近つくづく思います。」

これは1年前の僕の言葉です。
1年前はこんなこと考えてました。
果たして今の自分は、しっかり自分の重みを支えられているのか?
そこが今日の問題です。

芝居仲間と朝までいきつけ(になった)寿司屋で飲んでました。
だからこんな時間。
最近他劇団の人と話すことが多くなって
色々考えさせられます。
そしてそれは、イトオシクも貴重な時間であったりします。
これが休み中の醍醐味ともいえます。

今日はうちの劇団のオーディションがありました。
全国から集まった人たちが、それぞれ志をもって
集まる日です。

1995年の僕もまた、同じようにオーディションに望んでいました。
あの頃の僕は井の中の蛙で、怖いものなんて何もありませんでした。
絶対の自信をもっていたように思います。
でも同時にそれは、失うことを怖れていたからこそでもあります。

僕には後がなかった。
僕を知る何人かには、あの頃の僕の本当の気持ちと事情を
わかってもらえています。
でも、大半の人にはそうは思われていません。
それでも僕はかまわなかったし、
行動こそが全てを語るのだと思っていました。
その気持ちは今でも変わっていません。

絶対に受かるという自信は同時に
受からなければいけないという、自分への枷でもありました。
ただ、井の中の蛙はその後、より大きな海で
何度も進むべき道を失うことになるのですが。

あの頃の僕は背負っていたものは何だろうと考えます。
そして、今自分が背負っているもの、背負うべきもの。
ここ1年と1ヶ月余りで、僕の中である思いが浮かんでいます。
それは、ここ数年忘れていた感覚でした。
その感覚を再び思い出させてくれたのが
数少ない同志です。
そしてその忘れていた感覚は、この1年で大きく変わることでしょう。
そして、近い未来にそれは、形となって現れることでしょう。
今はまだ、何もわかりませんが。
でも予感だけはあるのです。

今日オーデションを受けた人たちは、
いったいどんな志をもっていたのか。
短い時間の中では決して測り知ることはできませんでしたが、
その志が、未来の僕、僕たちの志を
どのように変化させてくれるのか、
非常に楽しみです。

そしてここからは朝まで飲み明かした友人への私信でもあり、
未来の僕へのメッセージでもあります。

一人で立つことは辛いことだし、
決して楽なことではないのだけれど、
君が今一番大切だと思うことに
もっと時間を使うべきだと思うよ。

誰だって無駄遣いはするし、
時にはそれが遠回りだとわかっていながらも
人はその道を選択してしまうものだけれども、
未来の自分が笑顔でいられるように
まずは自分の重みをしっかり支えなければね。

人は時として一人になるけれど、
決して独りではないのだと思うよ。

だから、頑張ろう。

 




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