2002年4月11日「懐かしい痛み」

 

こんな時間に何をしているんだと突っ込まれそうだが、
こんな時間だからこそ、ということもあるわけで。
今日は懐かしいものに出会った。

久しく無くしていた感覚。
あるいは、気づかないうちに心の奥底に追いやられていたもの。
突然の訪問にも、僕は戸惑わずにいた。
それが当たり前であるかのように。
それが、当然であるかのように。

懐かしかったものは、いつの間にか僕の傍にあった。
むしろ、僕が傍に来たというべきか。
僕が階段を上ったのか、
それが降りてきただけなのか。

何か目に見えないものに怒りを感じ、
終わりのみえない戦いに明け暮れたあの時、
後回しが後悔に変わったあの時、
今の僕をせせら笑う見えない彼は
「何を恐れることがあるのか」
と僕をののしる。

忘れていたもの。
懐かしい痛み。

まだ僕はその痛みを感じることができた。
だから、またこの痛みと戦いながら
僕は頑張ろうと思う。

さて、始めるか。




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